血中酸素飽和度を測定できるパルスオキシメーターが注目されています。
AmazonなどのECサイトでも多数のパルスオキシメーターが発売されています。
日本製のものから、比較的安価で販売されている外国製のものまで多数扱いがありますが、中には、中国製の製品で商品ページからではどのような品質のものが届くのかよくわからないものも多くあります。
今回、比較的安価な製品(すべて中国製)を3つ購入し、どのようなものが届くのか試してみました。
また、3つ同時に装着して制度に差が出るのか、そもそもきちんと測定しているのかを検証してみました。
■Amazonで3つ購入
Amazonや楽天などのECサイトに多数取り扱いがあり、どのサイトでも同じような商品写真のページが多数ありましたが、今回はAmazonで購入しました。
■商品発送から到着まで
国内から発送ではなく、すべて中国(深圳)からの発送でした。
Amazonプライムにも加入していましたが、残念ながらすぐに届くことはなく、3つとも注文から到着まで2週間位かかりました。
■商品到着→開封
注文から2週間で到着、灰色の不透明なビニール袋で届きました。
箱の中には
・本体
・簡易な説明書
・ストラップ
が入っていました。
単4電池2本を底面にセットし、ボタンを押すと起動します。
■測定
指を差し込むと計測が始まります。
酸素飽和度(SpO2)が96%~98%くらいで遷移しています。
一応正常値のようです。
■精度検証
3つとも酸素飽和度(SpO2)が96%~98%くらいで表示されているのですが、正しく測定されているか検証するため、以下を試しました。
■精度検証① 同時に複数のパルスオキシメーターで測定
3つ同時に挟んで計測してみました。
まったく同じ数値にはなりませんが、もともと数%の誤差は出るらしいので許容範囲ではないかと考えます。
■精度検証② 意図的に息を止めてみる
ちょっと苦しいですが、複数のパルスオキシメーターを指に挟んだまま意図的に息を止めてしばらく我慢します。
1分くらいで、だんだん数値が下がってきました。かなり息が苦しい状態です。
低い数値はどのパルスオキシメータも安定しないので数値はバラバラですが、少なくとも酸素が少なくなっていることは検知できているようです。
■考察・信頼できるのか
息を止めると数値が変わっていきましたので、少なくともでたらめな値を表示しているわけではなく、きちんと測定した数値を表示しているようですので、ある程度の目安としての役割はあると考えられます。