【香港】香港国際空港 乗り継ぎ時の出国税払い戻しのやり方・注意点

香港[発]日本行きの航空券購入時(日本⇔香港往復航空券の復路も含む)は香港の出国税(120HKD)が含まれていますが、乗り継ぎで香港国際空港を利用する場合(日本→香港乗継→シンガポールなど)は香港の出国税を支払う必要はなく、普通に乗り継ぎ航空券を購入した場合は香港の出国税は加算されていません。

ただ、乗り継ぎの航空券を別々に予約をした場合、香港[発]の方の航空券には出国税が加算されてしまいますが、この出国税は空港の専用窓口で申請することによって払い戻しを受けることができます
以前払い戻しを受けたときの手順、注意点を失敗体験も含めて紹介します。

■払い戻し条件

香港国際空港を同日に乗り継ぐ搭乗券を所持していること

■必要なもの

・香港国際空港までの搭乗券※1
・香港国際空港からの搭乗券※2
・出国税を支払っていることが確認できる書類

※1:半券で可、ただし自宅で印刷した搭乗券は(おそらく)不可

※2:旅程表と領収書で可能かもしれませんが、
 手続き完了時に香港国際空港からの搭乗券に
 出国税払い戻し済みであることを示す
 スタンプを押されるのでおそらく必要です。

■手続き場所

ターミナル1 チェックインカウンターDの辺り
「飛機乗客離境税 Air Passenger Departure tax」
表記があるカウンター
・入国前の制限エリアにはありません。一旦入国する必要があります。
・ターミナル2にはありません。
(2020/02現在ターミナル2は工事中のため閉鎖中)

■手順

チェックインカウンターDの出国税払い戻しカウンターで必要書類とパスポートを提示します。

英語がしゃべれれば問題ありませんが、英語が喋れなくても必要な書類が全て揃っていれば、
“tax refund”と”hong kong air Departure tax”
が言えればなんとかなると思います。
カウンターは出国税払い戻し専用で、係員も専任の係員ですが、書類確認作業などで意外に時間がかかるので、他に申請する人が並んでいると時間がかかります。

■注意点

当日の乗り継ぎでないとダメ

条件にsame dayと書いてあったので、24時間以内であっても同日でないとダメと思われます(23時50分に到着し次の日の1時半に出発するような乗り継ぎは規則ではNGとなります)

申請手続き自体は乗り継ぎ当日でなくても可

申請は乗り継ぎ時でなくても構いません。
例えば行きは入国せずそのまま搭乗して、帰りにまとめて払い戻し手続きをしても問題ありません。

e-搭乗券(自宅等で印刷した搭乗券)は不可(と思われる)

以前自宅でA4用紙に印刷した搭乗券では受け付けてもらえなかったことがあります。(担当者に「チェックカウンターで発行した搭乗券」でないとダメと言われた)
申請時に指摘された場合、これから乗る香港発の航空券であればその足で航空会社のチェックインカウンターに行けば何とかなります。
すでに登場した方の香港着の航空券であればおそらくもう無理かと思います。(搭乗済の航空券は発行してもらえない(キャセイパシフィックの場合))

“香港出国税”or”hong kong air Departure tax”と記載されている書類であること

係員が書類を目視で出国税を支払っていることを確認するので、はっきり香港出国税”hong kong air Departure tax”と記載されていることが必要です。
航空会社によっては、”その他諸税”みたいな表記になっていることがありますが、この場合は受け付けてもらえません。

書類の金額表記は日本円表記でも可

書類の金額表記は日本円表記でも問題ありません。
“出国税”とか “hong kong air Departure tax”の記載があれば、金額表記は”120HKD”でも”1700YEN”でも問題なく受け付けてもらえます。

乗り継ぎ時に空港を出ても問題なし

同日の乗り継ぎが条件であり、香港入国有無は条件に関係ありませんので、いったん市内に出ても問題ありません。

■考察

搭乗券はチェックインカウンターで発行される搭乗券が必要でした。
自宅で印刷した搭乗券では対応してもらえませんでした。
(これが公式のルールかはよく分かりませんが、実際に担当者に対応してもらえませんでした)

自宅で印刷した搭乗券が対応してもらえない件については
香港発(これから乗る飛行機)の分であれば、その足で航空会社のチェックインカウンターに行けば正式な搭乗券に交換してもらえます。
ただこれが香港着(使用済みの搭乗券)の場合は厄介で、私の場合は発行してもらえませんでした。
「すでに搭乗済みの航空券の発行はできない」とのことでした。

旅程表や領収書が”出国税”表記ではなく、”その他諸税”等の表現である航空会社もありますが、この場合は払い戻しを受け付けてもらえませんので、航空会社のチェックインカウンターに行って、はっきりと出国税を支払っていることがわかる書類を出し直してもらうことができれば、払い戻しが受けられます。
私の場合は日本航空の日本人のスタッフに対応してもらい書類を出してもらうことができました。

出国税払い戻しカウンターは入国後のエリアにあります。
制限区域内の乗り継ぎカウンターにはありません。

その他、もう一つ出国税払い戻しを受けられるケースがあって、それはマカオや中国本土からフェリーで直接香港国際空港に来て香港入国手続き自体をしていない場合ですが、この場合は場所や手順が異なります。